HOTEL THE KNOT YOKOHAMA 宿泊記

先日、鎌倉と新橋に続けて予定があり、そのどちらにもアクセスの良い横浜で一泊することにしました。
今回宿泊先に選んだのは、横浜駅からほど近い「HOTEL THE KNOT YOKOHAMA(ホテル・ザ・ノット 横浜)」です。
実はこのホテル、1984年から営業していた「横浜国際ホテル」が、2017年12月に「HOTEL THE KNOT YOKOHAMA」へとリニューアルされたもの。全面改装のうえでコンセプトを刷新し、「旅と街、街と人を“結ぶ”ホテル」として新たに生まれ変わっています。
エントランス・ロビー
ホテルに到着してまず印象的だったのは、エントランスとロビーの雰囲気です。
どこかレトロで懐かしさを感じさせる一方で、洗練された空間が広がっていました。
空間全体には横浜の街並みを意識したディテールが散りばめられ、壁には赤レンガ風のタイルが使われていたり、ロビーの壁には遊び心あるイラストが描かれていたりと、訪れる人を温かく迎え入れてくれます。
このホテルの内装は、アメリカのヴィンテージテイストを得意とする「ACME Furniture」の家具や、オーダーメイドの什器で構成されています。
それらは単なる「おしゃれアイテム」として置かれているのではなく、空間全体のコンセプトや世界観に深く結びついており、細部に至るまで統一感とストーリー性が感じられる点が非常に印象的でした。
客室
私が宿泊したのはダブルルームでした。
広さは一般的なビジネスホテルと同程度ながら、空間の完成度の高さに驚かされました。
ルームキーひとつを取っても印象的で、ホテル名にちなんだ“モンキーノット”というロープの結び方で作られたボールが付いており、細部にまでこだわりが感じられました。
客室内のデザインも徹底されており、バスルームの鏡は八角形(オクタゴン)で、照明はまるで船の船室にあるようなマリンライト風。
シンプルながら遊び心があり、どこを見ても写真に収めたくなるようなディテールがたくさんあります。
ヘッドボードやサイドテーブルも、ACME Furnitureの製品や特注品が使われており、統一感のある空間が心地よさを生み出していました。
職業柄、ホテルに宿泊すると、すぐに部屋の隅々まで観察してしまいます。
使用されている素材の質感や施工の仕上がり、家具の寸法感などをチェックし、普段の業務に活かせるよう思いを巡らせながら過ごしています。
今回の「HOTEL THE KNOT YOKOHAMA」は、まさにそうした発見と感動に満ちた宿泊体験でした。
観光の拠点としてはもちろん、インテリアに関心のある方や、日常を少し離れて“空間美”に癒されたい方にも、ぜひおすすめしたいホテルです。
houzzではComfortの事例やお客様のレビューもご覧いただけます。
下記のリンクよりご覧ください。
houzz.jp/pro/comfortjp

Comfortの意味は“快適な、ここちよい” 「かっこいい」だけではない、 その場にいて、和む空間、癒される空間づくりを心がけています。
コメントを残す