染め物体験
~茨城県インテリアコーディネーター協会主催~
先日、茨城県インテリアコーディネーター協会主催のイベントで茨城県土浦市にある「小町の館」を訪れ、染め物体験をしました。
ご教示くださったのは、茨城県産の農業廃棄物を利用した染め物を行っている職人@futashiba248(フタシバ)さんです。
おかげさまで楽しく学びながら体験ができました。
futashiba248(フタシバ)さん
@futashiba248(フタシバ)さんは、染色した商品をきっかけに地域や農家の魅力、農作物の可能性を知ってもらいたい、というストーリー性を大切に故郷の茨城県を拠点に夫婦で活動されています。
染色の原料は、茨城県内の農家から譲り受けた、捨てられるはずの木枝や葉、そして栗の鬼皮など。
その染料からオリジナルデザインの洋服や服飾小物などを1点1点手作業で染め、販売しています。
2023年からは、古着を活用した商品販売も開始されたそうです。
商品販売の他にも染色のオーダー、工房での染色体験、お世話になっている農園に伺い果物狩りと染色体験ができるイベントの開催、学校や公民館などで染色の講師も行うなど様々なイベントに参加されています。
そのイベントの一つとして、昨年、水戸京成百貨店で出店されていた際に出会い、その取り組みに感銘を受けたことがきっかけで、今回の体験が実現しました。
体験の様子
今回の染め物体験で使用した染料は、「蕎麦殻」でした。
普段は捨てられてしまう農産物が、染め物として新たな命を吹き込まれるという発想に感動しました。
地元の資源を活用するこの取り組みは、地域とのつながりを深める素晴らしいアイデアですね。
柄の付け方や染める時間、揉み込み方によって、同じ染料を使っても一つひとつ違う仕上がりになるのが染め物の魅力。参加者それぞれの個性が光る作品がたくさんできました!
作品を乾かしている間、@futashiba248 (フタシバ) さんの取り組みについて質疑応答の時間が設けられました。
インテリアコーディネーターとしてどのように活用できるかといったアイデアが飛び交い、今後の展開がますます楽しみになるひとときでした。
また、会場となった「小町の館」は広々とした気持ちの良い空間で、染め物体験にぴったりの環境でした。
特に染め物が乾く様子は、お天気にも恵まれ、自然の美しさと手仕事の温かみが融合した壮観な光景となり、心を惹きつけられました。
インテリアコーディネーターは、建築やインテリアに使用する商品の背景や由来を理解し、責任を持って提案する立場にあります。
そのため、環境に配慮した製品に触れる経験は、一見無関係に思えても深く繋がっていると感じられたとても有意義な時間でした。
茨城インテリアコーディネーター協会について
茨城インテリアコーディネーター協会は、茨城県内でインテリア関連の活動をする方ならどなたでも入会できる団体です。会員同士のつながりを深めるだけでなく、スキルアップや地域活動を通じて、インテリアの魅力を広めています。
今回の染め物体験は、単なるクラフト活動を超えて、地域資源を活用し自然を感じる特別な機会となりました。自然素材が生み出すアートの可能性に触れると同時に、地域社会とのつながりや環境への意識も高まる素晴らしい体験でした。
今後もこうした地域の魅力や体験型イベントを紹介していきますので、ご興味がございましたら、お気軽にご連絡ください。
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