デザインと快適さを両立する窓まわりのプラン

ご提案時、お客様がより快適で、ご満足いただける空間に仕上がるように気を配ります。
今回は、窓まわりのご提案時にデザイン性と快適性どちらも生かすことができた例を2つご紹介いたします。
ウィンドウトリートメントとハイドアの干渉
まずは、ご新築でカーテンプランを承ったお客様の事例です。
こちらのご家族は、まだお子様たちが小さいので、そんなお子様でも開け閉めしやすく、洗濯もでき、故障しにくいカーテンをご要望でしたので、カーテンの種類はドレープとレースの組み合わせに決まりました。
しかし、カーテンを設置するリビングの入り口のドアは、床から天井まで高さがある「ハイドア」です。そのため、ドアを開けると、窓に被ってしまい、よく使われているダブルレールを採用するとドアと当たってしまうことが判明しました。
そこで、枠内にバーチカルブラインドを設置するという案も出ましたが、お客様はやはりカーテンをご希望でしたので、カーテンレールをトーソーさんの「モノ16」シリーズを採用しました。
トーソーさんの「モノ16」シリーズのブラケットの中から、一番壁からの距離が短く設置できる「天井付け用ブラケット」を正面に取り付けることで、出幅(壁面から出る長さ)を抑えました。
引用元:トーソー株式会社 https://www.toso.co.jp/
また、レースカーテンのレールは窓枠の中に付けた結果、ドアに当たらない位置で納まり、ドアとの干渉を回避できました。
出幅が抑えられた分、カーテンが窓枠に触ってしまいますが、そこは想定内でしたので、お客様へはあらかじめご説明いたしました。
枠内につけたレースは端からも開け閉めできるよう、マグネットランナーを入れて、掃き出し窓からの出入りがストレスなくできるようにしました。
細かな部分まで検討して、綺麗に納まり私自身も嬉しかったです。
マリメッコのカーテン
鮮やかな色の大胆なプリント柄をデザインした商品で世界的に知られている、フィンランドのブランド「マリメッコ」。その中から、「シールトラプータルハ」フィンランド語で「市民菜園」という生地をお客様が気に入られていました。
鮮やかなグリーンと黒で描かれた花や野菜のモチーフが美しい生地でしたので、ひと幅そのまま使い、両端には無地のピーコックブルーを合わせました。

設置するのが引き違いの腰窓だったので、普通なら両開きのカーテンにするところですが、そうなると、せっかくの大胆な柄が真ん中で切れてしまい、もったいないと思い、あえて切らずに片開きにしました。

パッと目を引くアートのようなカーテンになりました。
以上の2件ともお客様に喜んでいただけたので、大変嬉しい現場でした。
ご依頼いただきありがとうございました。

Comfortの意味は“快適な、ここちよい” 「かっこいい」だけではない、 その場にいて、和む空間、癒される空間づくりを心がけています。
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