フレキシブルに過ごせるログハウスの別荘

週末にご家族で過ごすための別荘として新築のログハウスを建てたお客様のインテリアです。
窓の外には海が広がるとても素敵な場所です。
ハウスメーカーさんからの依頼でカーテン打合せを担当したのですが、
「家具などの提案をお願いしたい」ということになり、直接ご依頼いただきコーディネートしました。

リビング

1階は薪ストーブが印象的なリビングダイニング。
基本的にゴロゴロするのがお好きということをお聞きして、床でゴロゴロしやすいよう、大きな家具は置かずに緑のペルシャギャッベをメインに敷きました。
ギャッベの傍には大きなソファではなく動かしやすいラフな大型クッションを。
大きなロープが付いた動かしやすいクッションなので、その時々の居心地のよい場所に移動してくつろいでいただけます。
クッションの持ち手にもなる大きなロープは、動かしやすい機能面だけでなく海辺を思い起こさせる雰囲気も出していますね。

ダイニング

ダイニングには、高木木工さんのサイズ違いの丸い天板が重なったダイニングテーブルを。
サイドテーブルが可動式で出し入れ出来るタイプです。

人数が多い時には小さいテーブルを引き出してゆったりと、人数が少なかったり使用していない時にはしまっておけるのでスペースを有効的に活用できます。

髙野木工さんのサイトに詳細が掲載されていますので、是非ご覧ください↓　https://takanomokkou.co.jp/product/balloon_dt_wn/

ワーキングスペース

１階のキッチンカウンターには奥様のお仕事スペースがあり、長い時間お仕事をする可能性があるとのことでイトーキの椅子をご提案。

椅子の張り地と色を合わせたカーテンはワーキングスペースの隣の勝手口に。
イギリスのファブリックブランド「orla kiely」の生地を一つ山ヒダでスッキリさせました。
優しいイメージの中に個性が効いた雰囲気になりました。

事務スペースの椅子は、イトーキ「バーテブラ03」

お仕事スペースに置く椅子ですが、事務的な機能性もあり、ログハウスのナチュラルなイメージに合うもの…
その条件に合うのはイトーキの「バーテブラ 03」しかない！と思いお勧めしました。

イトーキはオフィス家具メーカーとして知られていますが、働くスタイルが変化してきた現代に合わせてリビングワークにも馴染む佇まいと快適性を実現した商品もつくられています。

オフィス家具メーカーさんだけに機能的なのはもちろん、そのビジュアルは自宅の雰囲気を壊さず、やさしいデザインです。

今回は脚が木製、座面が回転するタイプに。
イトーキのWebサイトではシミュレーションもでき、その場で画像をご覧いただき、すぐに気に入っていただきました。

実用的な座面回転タイプはご自宅のリビングの一角にお使いになるには、とてもお勧めです。
また、家の雰囲気に合わせてカラーコーデができるのも、とても楽しいですね。

今回はナチュラルなイメージに合うウッドを使い、窓に使ったイギリスのファブリックの色に合わせて張り地を選びました。

張り地や金属部、木部の色も選べてオリジナルの組み合わせでオーダーできますので気になった方は是非。

イトーキさんにもご紹介いただきましたので、是非ご覧ください↓
https://www.instagram.com/p/CrMyCR9v4oL/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

２階

２階に上がると、なんと海が目の前に広がる素晴らしいロケーション。
その素敵な景色を眺められる広いロフトスペースでは、自由にゴロゴロできるよう、家具を置かず、ウールのカーペットを大きめのサイズにオーダーしました。
クッションは北欧のファブリック「NordiskaTyger」のものです。
そして、インテリアの一部のように馴染むアコースティックギターはお客様の私物です。
ゴロゴロする時やギターを弾く時など、クッションは機能的にも活躍します。

レースカーテンには南国のアイテムが描かれたカーテンを。
カーテンの向こう側に広がる海とカーテン、そしてギターがリンクしているようですよね。
こちらでゆったりとした時間をすごしていただけるような空間をご提案させていただきました。

今回のお客様のきっかけはハウスメーカーさんからのカーテンの依頼でしたが、その後、直接ご依頼いただけるようになった嬉しい事例です。
現在は、ご自宅のマンションのカーテンのお打ち合わせ中とお付き合いが続き、嬉しい限りです。

インテリアコーディネーター 迫間 美香

Comfortの意味は“快適な、ここちよい” 「かっこいい」だけではない、 その場にいて、和む空間、癒される空間づくりを心がけています。