ロールスクリーンをより快適に/
「メカもの」にカーテンで表情をプラス
これまでもカーテンやロールスクリーンの事例はご紹介してきましたが、まだまだご紹介したい事例がありますので、今回は、間仕切りロールスクリーンの設置例とメカものと言われるハニカムスクリーンやロールスクリーンとカーテンを組み合わせた事例をご紹介させていただきます。
ご自宅などのインテリアの参考にしていただけたら嬉しいです。
間仕切りロールスクリーンでひと工夫
以前にも部屋と部屋を区切る間仕切りとしてカーテンやブラインドを使用する事例をご紹介しましたが、今回は、間仕切りにロールスクリーンを採用した際に、快適度がさらにアップする技をご紹介します。 以前の記事はこちら
開放的なリビングや家族とのコミュニケーションのしやすさから、リビング階段を採用する方は多くいらっしゃいます。
ただし、暖房を使うこの季節、吹き抜けやリビング階段があるお宅の場合、2階や階段からの冷気が下りてきてしまい、部屋がなかなか暖まらないということがありますよね。その冷気対策としてロールスクリーンをリビングと階段や廊下の仕切りに使用することができます。
もし、1面のみが空いている空間であれば、開口部をふさぐようにロールスクリーンを設置するだけで、かんたんに寒さ対策ができます。
ただし、設置したのはいいけれど、温度差などでロールスクリーンが揺れ、そこから冷気が漏れてきてしまうということも。
今回は、その揺れ対策としてロールスクリーンを固定できるようにしました。
メーカーさんのオプションとして固定できるストッパーは2パターン販売されているのですが、床につけるタイプは床に凹凸ができてしまい、お掃除の時など邪魔になりますし、壁の正面につくタイプだと使わない時に正面から留め具が見えてしまいます。
もし、ロールスクリーンを使わない時にも留め具が見えなければ、見た目にもスッキリしますよね。
それを叶えるため、オリジナルでマグネットを使用したストッパーを作ってしまいました。
作るといっても、マグネットをロールスクリーンのバーの両端と、そしてバーを固定したい位置の両側の壁の側面に両面テープで貼り付けるだけです。
すると、ロールスクリーンを下ろして床に近づいた時、磁石がくっついてピタッと止まります!
このピタっと止まる瞬間が何とも気持ちいいです。
機能的にも冷暖房の効率も更にアップし、部屋の景観としてもロールスクリーンを上げている時もスマートになり、いつでも快適にお過ごしいただけるようになりました。
ファブリックと「メカもの」
「メカもの」という言葉を聞いたことはありますか?
近年、普通のカーテンより機械を操作して昇降・開閉する「メカもの」と呼ばれるものを採用される方が増えてきています。ブラインドやロールスクリーン、ハニカムスクリーンなども「メカもの」です。
特に新築では、建物やサッシの性能が良くなり、「ウィンドートリートメント」と呼ばれる窓周りの商品で、断熱性、保温性を高める必要性が少なくなり、厚いドレープカーテンではなく、ロールスクリーン一台ですっきり見せることが可能となりました。
しかし、ロールスクリーンなどは、開けると丸見えになってしまいますし、掃き出し窓のように出入りする窓の場合は、出入りの時に開け閉めが面倒、などのデメリットもあります。
ファブリック(生地や織物)のカーテンは、そのデメリットをカバーしながら表情もプラスすることができるので、ファブリックとメカものを組み合わせてご提案させていただくことが増えています。
その中からいくつか事例をご紹介します。
まずご紹介するのは、ご新築の住宅でカーテン工事を承った現場です。
伺った時には、すでに住宅メーカーさんの工事で全ての窓にハニカムスクリーンがついていたので、そこに部屋の雰囲気に合わせてファブリックを追加していきました。
まず、リビングには、天然木のカーテンレールに麻っぽいナチュラルなレースをかけました。
ハニカムスクリーンのみの時と比べると、レースならではのやわらかい優しい雰囲気がプラスされました。
昼間は開け閉めしやすいレースで目隠しし、夜はシャッターの役割も兼ねてハニカムスクリーンを閉めるという使い方ができます。
続いて和室は、お子さんのお昼寝の時に、しっかり光を遮りたいというご要望でしたので、ハニカムスクリーンに遮光性のある生地のプレーンシェードをプラスしました。
お子さんがぐっすりお昼寝してくれたら、お母さんもその間に自分の時間を確保でき、心に余裕も生まれますね。
また、こちらは別のお客様ですが、ロールスクリーンとグラデーションカラーのレースのカーテンの組み合わせも。
レースに美しいグラデーションがついていることで立体感もあり、カーテンが閉まっている時と開けた時では雰囲気も変わります。
以上のように、それぞれの用途に合わせた窓周り商品を選定するのもインテリアコーディネーターの仕事です。
窓周りの専門的な知識のある窓装飾プランナーの資格も持っていますので、より深くご提案が可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
Comfortの意味は“快適な、ここちよい” 「かっこいい」だけではない、 その場にいて、和む空間、癒される空間づくりを心がけています。
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