「どこでもドア」をセカンドリビングの入り口に

コンセプト | 「どこでもドア」から広がる楽しい空間 |
概要 | 和室を寝室とセカンドリビングにリノベーション 遊び心のあるドアと壁紙で明るい雰囲気に |
カテゴリ | 和室のリノベーション |
和室だったお部屋を、ご夫婦の寝室とセカンドリビングにリノベーションした現場です。
セカンドリビング
最近、「セカンドリビング」という言葉を耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか?
セカンドリビングには特に定義はなく、文字通り、すでにメインのリビングがあり、さらに別の場所などに作られた2つ目のリビングのことをセカンドリビングと言います。
配置する場所も特に決まっているわけではなく、1階でも2階でも、階段のちょっとしたスペースでも、更にはテラスやバルコニーなど用途に合わせて作ったスペースが「セカンドリビング」になります。 最近は、2階の一部がセカンドリビングになることが多いように感じます。
ちょっと一息するための休憩スペース、子供の勉強または大人の在宅ワークのスペースなど、ライフスタイルが多様化している今、「セカンドリビング」の使い方も広がってきています。
将来は子供部屋になる予定のセカンドリビング 海を見下ろせるセカンドリビング
また、新築時には必要としていなかった場合でも、生活スタイルなどが変化することで、リノベーション時に「セカンドリビング」を設けるというパターンもあります。
今回は、まさにリノベーションで「セカンドリビング」を設けたお客様です。
和室だったお部屋をフローリングの「セカンドリビング」と寝室にリノベーションいたしました。
どこでもドア
国民的アニメ「ドラえもん」に出てくる「どこでもドア」。
誰しも一度は使ってみたいと憧れたアイテムではないでしょうか?
今回、その「どこでもドア」のようなドアをセカンドリビングに付けたいと、リノベーションが決まった当初からお客様が希望されていました。
一から造作で建具を作ることも可能ですが、他の箇所にもパナソニックさんの建材を使用することが決まっていたので、パナソニックさんの商品の中から塗装ができる建具を選びました。
ドアの形状が最も本物に近い、トラディショナルなスタイルの「ベリティスクラフトレーベル」というドアの種類の無塗装品を採用し、「どこでもドア」カラーのピンクに塗装してもらいました。
こちらのドアは多彩な塗料に対応しているので、DIYが初めての方でも気軽にセルフペイントすることもできます。
ドアの塗装から更に本物に近づけるため、ドアの上部と枠の周りにはモールディングと呼ばれる装飾を造作し、こちらも現場でピンクに塗装してもらいました。
おかげさまで完成度の高い「どこでもドア」に仕上がりました。
壁紙
壁紙はお客様に「どこでもドアに合わせて、楽しい感じにしましょう!」とオススメしたところ、快諾していただけたので、天井の柄は、雲が浮かんだ空の模様を。主役の「どこでもドア」が引き立つよう、周囲とも馴染み、落ち着いた印象のグレーのものにしました。
天井はグレーの空柄 クローゼットはポップに
クローゼットの壁紙は、ディズニーのキャラクターたちが缶バッジ風にプリントされたポップなパターンの壁紙を採用しました。 セカンドリビングからクローゼットへ入ると、カラフルな壁紙が迎えてくれます。
壁紙も明るく楽しい雰囲気になり、お客様にも喜んでいただけました。
ロールスクリーンとグラデーションカーテン
出窓にはグラデーションカラーのレースカーテンとロールスクリーンを組み合わせました。
レースカーテンの色はお部屋の明るい雰囲気に合わせてグリーンとイエローのグラデーションに。
ロールスクリーンは、周りの壁の色に合わせて白を採用しました。
強い日差しや外からの視線を遮りたい場合には、ロールスクリーンを下ろすことで快適にお過ごしいただけます。
また、ロールスクリーンを下ろしていても、レースカーテンの彩りがお部屋の雰囲気を柔らかくしてくれます。
カーテンのみの状態 ロールスクリーンを下ろした状態
今回、お客様のご要望で和室だったお部屋がセカンドリビングに、そしてドアは「どこでもドア」に生まれ変わりました。
お客様のご要望にお応えできるように、建具や装飾を選ぶ作業は、とても楽しい時間でした。

Comfortの意味は“快適な、ここちよい” 「かっこいい」だけではない、 その場にいて、和む空間、癒される空間づくりを心がけています。